母が亡くなって、まず何をすれば?町屋斎場での手続きと流れをまとめました
母が亡くなった直後、「まず何をするのか」誰も教えてくれなかった
日曜日の朝、母が病院で息を引き取りました。
長く入退院を繰り返していたのである程度覚悟はしていたはずなのに、いざその瞬間が来ると、心が真っ白になってしまったのを覚えています。
病院の看護師さんから、「このあとのご遺体の搬送と葬儀について、ご家族で決めてください」と言われました。
でも、私は初めてのことで、何をどうすればいいかまったく分かりませんでした。
とにかくスマホで検索して、「荒川区 葬儀 すぐ」「町屋斎場 家族葬」などのキーワードで調べました。
いくつかの葬儀社に電話をかけて、すぐに対応してくれるところを見つけ、母の遺体を町屋斎場近くの安置所へ搬送してもらいました。
ポイント:死亡直後に必要な主な手続き
可能なら葬儀の日程や場所の仮押さえ
医師から「死亡診断書」を受け取る
葬儀社を手配し、ご遺体の搬送先(自宅 or 安置所)を決める
町屋斎場を利用した「家族葬」準備の流れ
葬儀社の担当者と町屋斎場での家族葬について打ち合わせを始めたのは、その日の夕方。
母は「派手なことはしなくていい」とよく言っていたので、通夜は行わず、1日だけの告別式と火葬だけの“家族葬プラン”にしました。
町屋斎場は火葬場が併設されていて、移動が少なくとても便利。
また、23区内で火葬場が併設されている数少ない斎場の一つなので、人気が高いことも知りました。
町屋斎場での葬儀準備の主な流れ
- 葬儀社との打ち合わせ(プラン・日程・祭壇・お花などの確認)
- 斎場の予約(葬儀社が代行してくれる場合が多い)
- 親族や関係者へ連絡
- 火葬許可証の申請(葬儀社が代行)
- 返礼品・食事の手配など
「喪主として何をすればいいの?」という私の不安に対し、担当の方はすべて一つひとつ説明してくれて、「わからなくて当然です、大丈夫ですよ」と何度も声をかけてくれました。
その言葉に、本当に救われました。
無事に母を
葬儀当日、町屋斎場には家族とごく親しい親戚、合わせて10人ほどが集まりました。
小さな祭壇には母の好きだったピンクのカーネーションが並び、写真の横には、母が生前大切にしていた指輪をそっと飾りました。
告別式はしめやかで、とてもあたたかい雰囲気でした。
「大げさじゃなくて、母らしかったね」と親戚の一人がつぶやいたその言葉が、私の中では何よりの救いでした。
無事に火葬が終わり、骨壺を手に持ったとき、「ちゃんとお母さんを見送れた」という実感がようやく湧いてきました。
やってよかったと思ったこと
- 事前相談していた葬儀社をすぐ見つけられたこと
- 家族葬で母らしい送り方ができたこと
- 自分の気持ちも大事にしながら進められたこと
まとめ:不安でも大丈夫。ゆっくりでいい
大切な人を亡くした直後は、誰もが不安と混乱の中にいます。
私も何もわからないまま手探りで進めましたが、信頼できる人たちに支えられて、なんとか母をしっかりと見送ることができました。
葬儀は「悲しい時間」だけではなく、「感謝の気持ちを伝える時間」でもあるんだなと、今は思えます。
同じように不安な方に、この体験が少しでも参考になれば嬉しいです。
知らないと損する!葬儀手配で実際に起きた辛い体験談と改善策
葬儀は突然のことが多く、冷静に判断するのが難しい状況にあります。しかし、そんな中で不透明な契約や不必要なオプションを押し付けられることで、後々後悔するケースも少なくありません。今回は、実際にあったお客様の体験談を通じて、注意すべきポイントと改善策をご紹介します。
お客様の体験談:斎場を選んだはずが…
東京都内に住むAさんは、突然のご家族の訃報に接し、急いで葬儀の準備を進める必要がありました。故人が◯◯斎場を希望していたため、直接斎場に連絡をしたところ、そこで斎場を運営する会社が紹介する葬儀社を勧められました。
斎場の予約がすぐに埋まるとの説明を受けたAさんは焦り、紹介された葬儀社にそのまま手配を依頼することに。ところが、実際の打ち合わせでは、「このオプションを付けないと良い葬儀になりません」「他の方もこうしています」と次々に高額な追加オプションを勧められ、最終的な費用は当初の見積もりより大幅に増加してしまいました。
葬儀を無事終えた後、冷静になって他の葬儀社と料金を比較してみたAさんは驚きました。他社で同じ内容の葬儀を行えば、数十万円も安く済んでいたことがわかったのです。「急いでいたから言いなりになってしまった」「他社とも比較しておけばよかった」と後悔の念が募りました。
なぜこのようなトラブルが起きるのか?
- 斎場と葬儀社が一体化している
特定の斎場を利用するには、運営会社が指定する葬儀社を使わざるを得ないと誤解されるケースが多い。 - 時間的余裕がない
急いで手配するため、冷静に他社と比較する時間が取れず、その場で提案されたプランに納得してしまう。 - 料金が不透明
「基本プラン」の説明だけでなく、後から追加されるオプションの価格が高額になるケースが多い。
こんなトラブルを防ぐための改善策
- 複数の葬儀社を比較する 葬儀の依頼先は、一社に限定する必要はありません。斎場を利用する場合でも、外部の葬儀社を利用できることを確認しましょう。見積もりを複数取得し、内容や費用をしっかり比較することが大切です。
- 事前相談を活用する 時間に余裕がある場合は、事前相談を行いましょう。どのようなプランがあるのか、費用感を把握するだけでも安心感が増します。事前に葬儀の希望を明確にしておくと、急な手配の際も冷静に対応できます。
- 見積もりの詳細を確認する 基本料金とオプション料金を明確に分けて記載してもらい、納得できない場合は遠慮せずに質問する姿勢が重要です。また、「本当に必要か」を自分たちで冷静に判断することもポイントです。
- 斎場の利用条件を事前に確認する 特定の葬儀社以外も斎場を利用できる場合があるため、斎場の運営会社や管理者に直接確認しましょう。また、直接的な圧力を感じた場合は、第三者機関に相談することも検討しましょう。
- 葬儀後に口コミを共有する 自身の体験をインターネット上のレビューや口コミサイトに投稿することで、同じような状況にある人がトラブルを回避するための参考になります。
最後に
葬儀は決して安い買い物ではありません。そして、一度きりの儀式だからこそ、納得のいく形で送りたいものです。焦らず、落ち着いて選択肢を検討し、後悔のない決断をすることが大切です。
もしもの時のために、今から信頼できる葬儀社や斎場を調べておくのも良いでしょう。心に余裕があると、いざという時の判断も変わります。
疎遠だった母の葬儀で起きた予想外のトラブル――高額請求から地元葬儀社への転換で見つけた安心感
母の訃報は突然だった。長年疎遠だった母親が亡くなったと聞き、何とも言えない感情がこみ上げたものの、現実的な問題が私を待ち受けていた。葬儀をどうするかだ。
正直なところ、私は葬儀の知識がほとんどなかった。テレビCMでよく見かける「小さなお葬式」というサービスを思い出し、急いで電話をかけた。担当者は「R葬儀社」という業者を紹介してくれ、私は司法解剖の場所から町屋斎場への搬送と葬儀予約をお願いした。
不安の始まり
ところが、話を進めるうちに不安が募り始めた。無宗教の葬儀を希望していた私に対し、担当者は「できますよ」と言うだけで、どんなスタイルがあるのか、どのように進めるべきかといった具体的なアドバイスが一切なかった。私が不安を感じている様子にも特に耳を傾けてくれるわけではなく、相談というよりも事務的に流されている感覚だった。
その業者について調べようとホームページを確認しても、会社の情報が曖昧で具体性がない。私の不安はさらに膨らんだ。
地元の葬儀社に相談
そんな中、町屋斎場で葬儀を行うこと自体は決まっていたので、「地元の葬儀社に相談してみよう」と思い立ち、親戚から聞いていた「みはし」という葬儀社に電話をかけた。すると、驚くほど親身になって話を聞いてくれた。
「無宗教でも、ご家族の気持ちを尊重した形で進められますよ」 「安心してください、最適なプランを一緒に考えます」
そういった温かい言葉に、不安は一気に消え去った。「ここなら信頼できる」と確信し、R葬儀社には断りを入れることを決めた。
高額請求の衝撃
ところが、その後、R葬儀社から28万円もの請求書が届いた。内容は「搬送費用」とのこと。しかし、行政に確認したところ、司法解剖後の遺体搬送費は町屋斎場まで無料で手配されていたことが判明。私はこれを「不当請求」だと感じ、すぐにR葬儀社に問い合わせた。
「28万円は何の費用ですか?」と尋ねても、曖昧な回答ばかりで明確な説明は得られなかった。
対応の結果
私は消費生活センターに相談し、この請求の正当性を確認してもらった。その結果、「不当な請求である可能性が高い」という判断が下され、最終的に支払いは不要であることが分かった。請求を拒否する旨を正式に伝えると、それ以上の連絡は来なくなった。
みはしさんの温かいサポート
最終的に、「みはし」さんにお願いした葬儀は本当に素晴らしかった。無宗教の希望に沿いながらも、母への感謝を込めたシンプルで心温まるセレモニーを行うことができた。町屋斎場での進行もスムーズで、何より「母をしっかり見送ることができた」と心から感じられた。
教訓
この経験を通じて学んだのは、葬儀社選びは慎重に行うべきだということ。そして、困ったときは地元の信頼できる業者に相談することが大切だということだ。親身に対応してくれるところを選べば、不安な気持ちも安心に変わる。
「みはし」さんに巡り会えたことに感謝し、これから同じような状況に直面する方々には、ぜひ地元で評判の良い葬儀社に相談することをおすすめしたい。